何でも完璧なんて無理

世の中には、外から見れば、どこにも不足するものがないように思われるのに、本人はコンプレックスで一杯という人がいます。例えば一流大学を出て、名の知れた企業に入り、背も高くて顔も悪くないのに、当人にしてみれば自分はまだまだだと思っているのです。或はとても美人なのに、自分ほどブスはいないと本気で思っている女性がいます。その他もう十分お金を持っているのに、まだ稼がなくては不安になる人もいます。これらの人々に共通なのは、あらゆる面で完璧でないと気が済まず、自分に必要以上のプレッシャーを掛ける傾向があるという点です。あまりにも自分に対する要求水準が高いため、そこから少しでもはずれると、自分はダメだとコンプレックスを持つようになるのです。ひどい場合は、絶望してやけになる場合もあります。概ねこうした人は、自分の事を決して好きにはなれません。理想を追い求めるあまり、現実の自分に相対することができないからです。その上、コンプレックスの強い人は、他人をも愛することが出来ないのが普通です。なぜなら相手が自分の理想像ではなく、現実の自分を愛してくれていることを、どうしても信じることができないからです。こうしていつも疑心暗鬼になっている人に、ありのままの相手を愛する気持ちの余裕が、生まれてくるはずがありません。このようにいつも気持ちがギスギスしている人は、一度自分の理想像を捨ててみる必要があります。そして自分はありのままでよいのだと思うことです。そうすれば、何も完璧でなくても、他人は自分を責めているのではないと感じるはずです。コンプレックスを持っている人は、人生のどの時期かに、何らかのきっかけによって完璧主義者になったのでしょう。それは両親の言葉かもしれないし、兄弟、友人かもしれません。でもあなた自身だけが、あなたをコンプレックスから解放することができるのです。完璧な人など世の中には存在しません。失敗するから、人生は楽しいのだと分かれば、人は自分自身を好きになることができるのです。

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